anmido2011-01-23

宝石展示会からの優待日帰りバスツアー山中温泉の豪華旅館に行ってきた。
往復8時間バスに揺られ、カニ三昧(茹で、刺身、鍋、寿司、蒸し、パスタ等)を堪能し、温泉につかり、豪華な宝石を拝見する。


食べ始めは美味しかったカニも蒸しやパスタになった頃には、満腹を超えてしまいムリムリ食べた。
食べきれずに残している年配者もいる。
勿体ないな〜。
モノには適量というものがあるが、こういう旅館では食べきれないくらい料理を並べるのがサービスだと考えているのだろう。
雪国で真冬の料理なのに、鍋以外は冷たくなった料理が大量に並んでもお客さんは満足しないと思う。
配ぜんや片づけのタイミングもイマイチで残念賞だった。
旅館のりっぱなHPを見ていたから、余計に期待を裏切られた感じがしたのかもしれない。



対照的に宝石展示会の関係者の方は、プロの対応で勉強になった。
常連客(私の友人)の過去の購入品、好みを把握しており、上手に新商品の提案や説明をする。
貴金属に興味がなくお付き合いで見ている私には、笑顔と説明のみで、セールスがないのがありがたい。
(誰かが買ってくれるなら欲しいなぁ〜と思うものはあったので100%興味がないわけではないのかな…)




帰路のバスの中で考えた。




フェルデンクライス・メソッドを興味のない友人に強引に勧めてないか。
FI(個人レッスン)で、イマイチなものをてんこ盛りでお勧めしていないか。


会社でカウンターセールスをしていた頃は、CS(顧客満足)を第一に心がけていた。
それをすっかり忘れていた。
全国統一の商品を提供していても、「あなただから…」「この店だから…」という理由で選んでくださるお客様がいた。
そう言っていただけた頃の私は、お客様とどう向き合っていたのだろうか。



フェルデンクライス・メソッドやカウンセリングは、形はないけれどお客様やクライエントに提供する商品だ。
提供するプラクティショナーやカウンセラーによってレッスンやカウンセリングの内容の質は様々だ。
全国統一の商品ではない。
いくらフェルデンクライス・メソッドがよいモノであっても、提供する私の質が悪かったら、せっかく興味を持ってくださった方が「こんなものか」と離れてしまう。




責任を持ってフェルデンクライス・メソッドを提供しているか。




この言葉が数か月、頭の中を走り回っている。