ソフトアイ・レッスンで感じたこと

9月10日、北斗星ソフトアイ・レッスンを開催しました。



テーマは「安心〜目と身体を柔らかくすると心も安らぐ〜」、
レッスンは「柔軟な眼球を取り戻す」「イスにラクに座る」「眼球、首、肩の力を抜く」の3つでした。



「柔軟な眼球を取り戻す」

40代後半から、焦点を合わせる能力が低下し、物が見づらくなることがあります。老眼と呼ばれ、それまでメガネと無縁だった方もメガネが必需品になります。

私は30歳で「老眼ですね〜」と眼科医に申し訳なさそうに言われました。幼少期に右瞼が閉じたままだったことと斜視が影響して焦点がずれたまま生活をしていました。メガネは左だけ度を入れて右は矯正せず、ほとんど左眼だけで生活を続けています。

ですから、焦点が合わせられず立体感、遠近感、距離感をつかむことに難儀します。
結果、階段や山道の昇降では、段差を認識しにくく、こけたり滑ったりしないよう足元をしっかり見るために、首や背中を大きく曲げるクセができました。また、自分の姿勢や行動に自信が持てず、常に全身が緊張状態で肩こり、腰痛が慢性的になりました。
  
「柔軟な眼球を取り戻すレッスン」を重ねることで、眼球や周囲の筋肉が柔らかくなり、視野が広がり、右の瞼の開閉機能が再生できつつあります。また、斜視もましになったように感じます。

ただし、パソコン使用時間に比例して硬いガチガチ眼球に戻ります。フェルデンクライスを学んだおかげで硬くなる感覚も味わうことができるようになり、パソコン中毒の私には大変なストレスです。まずはこの頑固な脳味噌を柔軟にすることが私の課題です。



「イスにラクに座る」

首、背中、腰の緊張が日常的になっている方は、イスに座ることがつらい場合があります。足を組んだり、もたれたりの工夫が余計に身体のゆがみやクセを強めているかもしれません。講習会や食事で身体の痛みに気がとられていると、大切な話を聞き逃したり、美味しいものを十分に味わえなくなります。

だからその場しのぎではなく、自分のクセを知り根本的に「ラクに座ること」を考えることは、日々の生活に安らぎと充実感を生むことに繋がります。

私は自分の腰痛の原因の一つが座り方にあると気づいてから、イスに座る時は坐骨を感じるようにしています。坐骨を感じているともれなく背骨や目のことも感じ、脳の中では一瞬のうちに自分観察日記を付ける今日この頃です。



「眼球、首、肩の力を抜く」

電車内やトイレなどどこでも気づいたときに目を閉じて、どこが緊張しているのかを探り、小さくゆっくりと力を抜きます。
たいていお決まりの箇所に緊張が集まってくるので、集まらないようにしましょう。それには、これまでの効率の悪い身体の使い方に気づき、自分を丁寧に扱う必要があります。

人との付き合いで、私は相手の顔色ばかり気にして自分のことを後回しにするクセがありました。良かれと思って我慢をしていたつもりが、相手の本意ではなくお互いに不満が爆発しました。相手のことも自分のことも大切にできていなかったのですね。

私の場合、眼球、首、肩に力が入っているときは、自動的に脳も心もカチンコチンになっていました。
で…数日かけて‘ぎっくり腰’に。

なんであんなに力が入っていたのだろうと過去の話にしようと思ったけれど、顔にするには学びが浅いかも。
それでも力を抜くことを学んだことでコミュニケーション力も少しアップしたように思います。




ここ最近、レッスン終了後にあれこれと想いがあふれてきたので書きならべてみました。

なお、ソフトアイ・レッスンは上記の3つだけではありません。
眼球を動かして眼球をなんとかしようというレッスンよりも、眼球以外からアプローチをする方が多く、
それでも眼球やその周辺に変化が起こるから不思議で楽しいです。



フェルデンハウス北斗星の活動予定です。



今後のソフトアイ・レッスンは、
9月22日19:30〜
10月13日13:00〜
です。

ぜひご参加ください。






「フェルデンクライス・メソッドって何ですか?」
という質問にわかりやすく答えたリーフレットが完成しました。

印刷、配布はフリーです。
ただし、無断で内容を変えたり加工したりしないで、そのままお使いください。

さっそく私も常時持ち歩いてPR活動に励もうと思います。



どんな効果があるの?

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何を解決してくれるの?
何をするの?

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